アスペルガー(ASD)は仕事が出来ない

アスペルガーだから仕事が出来ない訳ではない

アスペルガーの人は定型発達の人よりも仕事で苦手な事や出来ない事が少なくありません。これはアスペルガー症候群と呼ばれる障害なので仕方のない部分。

アスペルガーは仕事が出来ない 

しかし仕事そのものが出来ない訳ではなく、仕事以外の事が出来ていない場合の方が多いのかもしれません。

仕事以外で出来ない事が多い

発達障害の人、特に自閉症スペクトラムの人は対人面に問題を抱えている場合が少なくないのですが、そもそも人の話しを聞いていない事が多いはずです。

 

自閉症スペクトラムの人は聴覚よりも視覚の方が有意な場合が多く、この場合は耳から聞いた事を脳が理解しにくい問題があります。

 

決して話しを聞いていない訳ではないのですが、聞いていても何を言っているのか?何を伝えているのか?をまとめる事が難しく、特にあれこれと言われてしまうとパニックに陥ってしまいます。

 

「昨日頼んだ○○は明日でも良いけれど、極力早めに仕上げて△△の仕事に取り掛からないと次の□□に間に合わないから急いでね」

 

こんな話され方をするとハッキリ言って理解不能です。

 

今している事があればなお更で、一体何からすれば良いか?の組み立ても出来ず立ち止まってしまうのです。

時系列やメモにすると理解出来る

このような場合は時間や順番をメモに書くと理解しやすく、仕事にあまり支障をきたす事はなくなります。

 

例えば

 

  • @今している仕事を12時に終わらせる
  • A@が12時までに終わらなければ13時からは○○を始めて今日は終了
  • 残りの@は翌日最初に終わらせる。

 

翌日の日程まで分かるなら翌日まで書いておくとスムーズにはかどるはずです。

 

もし他の誰かがこのようにメモを作成してくれるなら良いのですが、普通は自分でするもの。

 

分からないからと言って人任せにするのではなく、出来る限り自分で時系列を考えながらメモにしてみる努力をしてみて下さい。

発達障害でも出来る事は沢山ある

発達障害だから出来ない・・・

 

と考えるのではなく、やはり自分なりの創意工夫はとても大切です。これは定型発達の人でも同じで、

 

出来ない事をいかに出来るようにするか?

 

人生の課題なのかもしれません。

 

ASDだから出来ない事があるのは仕方が無い事ですが、どのようにすれば改善されるのか?を考える癖をつけると、自分なりの方法が見つかりますよ!

 

就いた職種そのものがASDに向いていない職種であれば転職も考慮に入れれば良いのですが、そうではなくそれ以外の部分で立ち止まっているなら考え方を少しだけ変えてみる事。

 

アスペルガーだから仕事が出来ないのではなく、出来ない事が他にある場合が多いのですから、まずはそんな部分を変えてみるとやりやすくなるはずですよ!

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