アスペルガー(ASD)の診断テスト

アスペルガーの診断方法に使われるテストWAIS-V

私がアスペルガー症候群を疑った時、最初は簡易的な検査で終わりました。

 

しかしより詳しいWAIS-Vと言うテストがあると聞き診断してもらう事に。自分の苦手な部分を克服したいと言う思いと得意な部分を知りたいという思いもあり2時間もあるテストを受けにいきました。

アスペルガー診断テスト 

検査結果はその日の体調にもよるので出た数値が確実という訳ではないのですが、思ってもいない数値に自分でも驚き!!

 

頭をフルに回転させても全く出来ない問題が多く難しいと感じていたのですが、想像以上の好成績。しかしやはりアスペルガーの凸凹が隠れていたのですす。

WAIS-Vのテストは結果だけを見る物ではない

多岐に渡って様々な種類のあるテストの中では殆ど答えられないテストがありました。

 

ここが私の出来ない部分だと感じざるをえない程出来ず、そして似たような問題も出来ません。結果が出る当日は聞きたいような聞きたくないような、そんな気持ちで心療内科の扉を開けました。

 

すると思いのほか数値が良いのです。

 

先生も「えっ、こんなに数値が良いんですね!」と仰られたので「全く出来なかった問題があったのですが」と告げると「テストだけではなくテストを受ける姿勢も判断基準になるんですよ」との事。

 

例えばADHDであればテストに集中出来なかったり座っていられなかったりするそうなので、色々な部分を総合的に見て結果を出しているのだそうです。

 

そう言えばテストとテストの合間に話しかけてこられていたのには、そのような理由があったからなのでしょう。

有意差と呼ばれる差が出来ない部分なのです

私の数値は確かに平均よりは上ですが別にズバ抜けて天才という訳ではありません。

 

そのため、平均レベルとして考えるならあまり気にする事がないとの事。しかし平均ではなく個人内差異があり、この部分が問題になっているそうです。

 

群指数と呼ばれる4項目で一番大きな有意差は35、次いで30。通常この有意差は15程度であれば普通、そこから開けば開く程一般ではないと判断されます。

 

知能検査の下位検査

 

そして下位検査、これはそれぞれのテストの結果を数値化したもので、これらを計算したものが群指数となります。

 

下位検査の一番大きな有意差は8、次いで7と平均の数値ではあるのですが差が大きくここらへんも問題。

 

出来るところと出来ない所の落差が自分の中でストレスを感じている部分になるのでしょう。

 

特に目で見る視覚と耳から聞く聴覚に差があり、私が今まで話しが耳から入らなかったのは診断結果で大きく現れていました。医師からもその事を告げられたので、努力しても出来ない部分だといえます。

数値が平均でも個人内差異で辛いと感じる

今まで障害があると気付かれなかった原因の一つに、全ての項目が平均もしくは平均以上だったからという理由があるそうです。

 

普通に日常生活をこなす事が出来るので一派的な不出来と言うような問題を感じないのです。問題は自分の中に隠れていたんですよね。

 

出来る事と出来ない事のバランスが上手く取れていない事がイライラの元。そしてこのイライラは表に表れるのではなく自分の中で起こっていたようです。

 

障害があるとは知らずに成長してきた私ですが、以前パニック障害過呼吸を患った経験があるのは自分の中にあるこれらの差が原因だったのでしょう。

 

元々ストレスを溜めやすいとは知っていましたが、何でストレスを感じているかが分かりませんでした。外からのストレスではなく内からのストレスの方が負荷がかかっていたのかもしれません。

アスペルガーの診断を受けるなら

もしあなたが検査を受けようと考えているなら、体調をある程度良い状態にしておくのが無難です。

 

仮にも検査を受ける選択肢があるという事は、医師からすれば障害があるかも?と感じる部分があるからなのでしょう。

 

検査そのものは保険が適用されるので何もなければ検査を受ける事は出来ません。

 

かなり難しいと感じたアスペルガーの検査

 

しかしこの検査、思いのほか難しいと感じる検査が幾つかあるはずです。私の場合は物事の前後や間違いを探すと言った検査が全く出来ず、まるで普段は使わない脳を引っ張り出されたような感覚を受ける内容でした。

 

終わってから家に到着してもグッタリとしてしまう程だったので、出来るなら前日はゆっくりと休んでから行く事をお勧めします。

 

苦手な分野のテストはかなり難しく感じますが、得意な分野はかなり簡単に出来るはず。不安に思わず力を発揮してみてくださいね。

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