アスペルガー(ASD)女性は相手の気持ちを理解するのが難しい

アスペルガー症候群の女性は人の気持ちが本当に分からないのか?

アスペルガー症候群女性人の気持ちが分からないと言われる事が多々ありますが、本当に分からないの?と思いますよね?

 

私は大人になってからアスペルガーと診断されたのですが、それまでは人の話しが半分しか分からないのが当たりまえだと思っていました。

人の気持ちが分からないと言われるアスペルガーも相手を気遣う

しかし定型発達の人は相手の言う事をしっかりと理解出来ていると知り、自分がおかしかったのだと気づいたのです。

 

人と人とのコミュニケーションは70%が非言語で、言葉を使うのは30%だけなんです。アスペルガーの人は、その30%だけで判断しているわけです。文字通りのコミュニケーションと言っていいでしょう。

出典https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20151222-OYTEW55406/

 

つまり30%しか理解が出来ていないという事なのですが、特に難しいと感じるのは遠まわしな言い方。例えばレストランで食事をしている時に

 

「それ美味しい?」

 

と聞かれると普通は

 

「一口食べる?」

 

と返事をするのだそう。

 

しかし美味しいか美味しくないかを聞かれていると思うアスペな私は

 

「うん、美味しいよ」

 

とだけ答え、一人で全てを食べてしまうのです。

 

あくまでもこれは例えですが、もし「一口頂戴」と言われれば「どうぞ」と言うのですが、違う表現だと言葉をそのまま受け入れてしまうから相手の気持ちが分からないと言われるのでしょう。

自閉症スペクトラムは相手の気持ちを考える事があるの?

自閉症スペクトラムな人でも自分なりの思いやりや優しさは持っています。

 

相手の事を思うからこそわざわざ喜んでくれるような物を買ってきたりするのですが、どうもこれは定型発達の人は優しさだとは思わないのだそう。

 

定型の夫にいつも言われるのが

 

この程度は誰もがして当然の事だから優しさではない

 

のだそう。

 

先ほどの70%の非言語の部分が欠落している障害当事者にとって、この70%は存在しない物と同じようなものなのでハッキリ言われなければ分からないのです。

 

なので常に知りたい事が

 

  • 何を求めているか?
  • どうすれば喜ぶのか?
  • 嫌な事はどのような事か?

 

しかしいざこのような質問を投げかけても今一つ分かる答えが返ってこないので、どこまで行っても平行線になってしまうのかもしれません。

 

 

発達障害は人の気持ちと自分の考えは同じだと思っている

 

ASDと言われる発達障害の人は、自分の考えている事が全てだと思っています。

 

そして誰もが多少の違いはあったとしても、殆どが同じだと考えているのですが、実はこれが大きな違いだという事に気付いていません。

 

私の母は普通なのですが、かなり料理にこだわりを持つ人なのですが、ASDの可能性が高い父は料理は食べられれば良いという考えの人でした。

 

そのため家庭内ではいつも母が

 

「これ、美味しいでしょ?」

 

と聞いても

 

「うん、食べれる」

 

と言ったような答えばかりだったから、常に母は父のために料理を作る事が苦痛だと言っていたのです。

 

少しでも美味しい物を作りたい母と、食べられれば何でも良いという父ですが歩み寄っているのはいつも母の方。

 

しかし父は自分の食べ物に対する考え方を母や嫌がっているとすら思わず、当然として考えていたので最後の最後まで相容れる事はありませんでした。

 

話しが脱線してしまいましたが、このような違いがあるという事に気付かないのが発達障害側の人なのです。

 

 

人の気持ちが分からなくてもアスペルガー症候群なりの気遣いがある

 

分からないから良いという訳ではありませんが、それでもASDなりに色々と気遣っている事はあります。

 

ただその気遣いは誰もがして当然程度の些細な事なので、相手がいる場合は理解してもらいにくいと言えるのです。

 

相手の気持ちが分かる定型発達の考え方は何度聞いても理解しにくいのですが、アスペルガーなりには分かろうという努力はしているのですから、この部分が上手く埋まると双方が苦痛を感じず上手くやっていけるのかもしれません。

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