成人女性のアスペルガー(ASD)の特徴

大人で女性のアスペルガー症候群(ASD)は今では珍しくありません。

しかし一昔前はアスペルガーは男性がほとんど、女性ではなく男性の方が多い障害だと言われていたのです。

私は成人女性のアスペルガーですが、が自閉症スペクトラムの診断を受けたのは数年前、それも４０歳を過ぎてからの事。

何も汎用性発達障害を疑った訳ではなかったのですが、診断の結果はアスペルガーでした。

この障害は１９４４年に論文として発表されたのですがあまり話題にはならず、１９８１年頃から表に表れるようになりました。

今では有名になった障害ですが、私が生まれた頃は無名な障害。知らずに４０年生きてきてもおかしくはありません。

そんな人達が大人になった今、生き辛さを感じ病院を受診すると発達障害と診断される。

決して女性が少なかった訳ではなく、時代背景や障害の知名度など色々な要因が重なり女性が少ないと考えられていたのでしょう。

何かと女性はおしゃべりをするのが好きですが、それは発達障害がある女性も同じです。

ただ好きな話題でなければいつまでも話続ける事は難しいかもしれませんが、男性よりも遥かに話し好きな人が多いのでしょう。

私も話す事は嫌いではないので、そんなところも障害には見えない部分なのかもしれません。

定型発達の女性ほど上手く話せているかは別ですが、人に声をかけられれば笑顔で答える事は出来るはず。
女性の良い特徴が障害を緩和させているかのように見えているのでしょう。

問題はそこから先、仲良くなると「あれ？この人おかしいんじゃない？」と思われるような言動や行動が見え隠れするので、友達になったにも関わらず長続きしないのは分かりにくい一面を持っているからなのです。

ただ、ガールズトークと呼ばれるような会話は苦手なので、あまり深入りしない程度であれば障害があると気付かれない事も少なくありませんん。

雄雄しいという意味ではないのですが、物事の考え方が両極端な障害なので好き嫌いが激しくアッサリとしてるように見られる事は少なくありません。

白か黒、好きか嫌いが即答出きるのは、好きな事の幅が極端に狭いからなのですが、そんな部分がサバサバしているように見えるのでしょう。

定型発達の女性にはないサッパリとしたイメージを持つasdですが、だからと言って中身は女性。

依存傾向が強かったり自虐に繋がったりとかなり激しい内面を持っている事は珍しい事ではありません。

常にストレスと戦っているのは男女問わず障害を持っている人の特徴ですが、友達とは呼べない程度の関係であればイライラする事もなく案外いい人として映る事もあるのでしょう。

この障害は知能の障害がなく、時にはかなり能力が高い事もあるので一見して障害者だと見抜くのは難しいはず。

私も障害があると知るまでは「かなり個性がきつい」と思われていたそうですが、それが障害だとは誰もが思わなかったのですから、やはり障害かどうかを見抜くのは難しいのでしょう。

アスペルガー症候群の特徴

しかし一つの特徴として

「あまり服装にこだわらない」

と言う人が少なくありません。

当然ファッションセンスの良い人もいるので一概にはいえませんが・・・

私は全くファッションに興味がありません。

最低限のTPOをわきまえられる程度の服しか持っておらず、クローゼットはいつもガラガラ。同じように鞄や靴にも興味がなく、動きやすい服を選び歩きやすい靴を履き、出し入れに便利な鞄を持っています。

興味がないということは、例え穴が開いていても汚れていても気にならないのです。

この気にならない限度の幅が非常に広いので母からよく「もう少しましな格好をすれば？」と指摘されてしまうほど。

しかし気にならない事はトコトン気にならないので、服装は一つの目安になる場合はあるようです。

また、明るい色の服装よりも地味な色、黒や茶色やグレーを選ぶ傾向もあるようなので、見た目だけで判断（決定ではありませんが）する一つの材料になるはずです。

大人になると経験も増えるので子供の頃よりアスペルガー症候群だと分かりにくいかもしれません。特に女性ならなお更。

しかし人それぞれですが、こんなところからも障害が分かる事がるんですよ！

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