アスペルガー症候群(asd)と相反するカサンドラ症候群
アスペルガーの夫や妻、彼や彼女の考え方や気持ちが理解出来ず、精神的に不安定になってしまった人をカサンドラ症候群と呼びます。正式な病名ではありませんが・・・
アスペルガーとカサンドラ、これは発達障害と定型発達という言い方に置き換える事が出来るのですが障害がある人と普通の人という意味。
そしてこの二つには理解し合えないという大きな問題を抱えているのです。
アスペルガーの考え方とカサンドラの気持ち
自閉症スペクトラムの人の考え方はよく自分勝手だと言われます。
- 自分に興味がある事
- 自分が嫌でない事
- 自分が良いと思う事
など、基本が自分を中心にして回っているように見えるのですが、それでも発達障害者なりの配慮はあります。
しかしその配慮が普通ではない。そのためカサンドラの人はいつも心に不満やストレスを抱え込んでしまうのでしょう。
- 私の事なんて何も理解しようとしてくれない
- 私なんていなくてもいいのかな
- どうしていつも自分の事ばかりなの?
このような悩みを沢山抱え込み自分を追い詰めてしまうのです。
アスペルガーにカサンドラは伝わるのか
伝わる事もあるのですが基本的には伝わりにくいと言えます。
物事の考え方や視点が普通とは少し異なっているので、自分がしている事が間違っているなどとは考えもしないのです。
そのため、伝えたい事があるなら理解出来るよう伝えなければ伝わらない事の方が多いはず。
そして伝えるならasdが理解出来る伝え方をする事が大切です。
この障害は話しを聞くよりもメモなど視覚から入る方が覚えやすい人が多いのですが、しっかりと伝えたい事は書いて見せる方が分かってもらいやすいと言えます。
また自分なりの解釈をしてしまう事が多い障害でもあるので、何かをお願いする時にはその理由も合わせて伝えるとスムーズです。
例えば風邪を引き何もしなくない場合に
「晩御飯何か買ってきて」
とだけ伝えてしまうと、普通に調理をしなければならない食材を買ってきてしまいます。しかし
「晩御飯は何もしなくていい物を買ってきて」
と言えば調理せず食べられる物を買ってきてくれます。こうやって説明して初めて思いや考えが伝わるのです。
気持ちや思いも丁寧に伝えよう
相手の気持ちが理解しにくいasdという障害なので、何も言わなければ伝わりませんが、伝えようとすれば理解しようとしてくれます。
どのように言うか、何を理解してもらいたいか?をしっかり丁寧に伝えれば大丈夫。
順番や流れがあるなら、それらも一緒に伝えるとカサンドラのイライラもきっと減るはずです。
アスペルガー症候群は相手の気持ちが理解しにくい障害ですが、伝える方法を間違えなければ分かってくる事が沢山あります。
相手に合った方法を見つけてくださいね!
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