アスペルガー(ASD)の苦手な仕事(営業)

アスペルガー症候群が苦手な接客業

アスペルガーの人はその場の空気を読む事や人の気持ちを理解する事が難しいので接客業は苦手と言える仕事です。

アスペルガーと接客業 

しかしアスペルガーの私が今まで携わってきた仕事は接客業しかなく、嫌いな職業ではありません。そして今でも接客業をしています。

アスペでも接客業で職種を選ぶと上手く行く

人と話しをしたりサービスを提供する仕事を接客業と考えると、過去に私が携わってきたものは

 

  • スナックやクラブなどの夜の仕事
  • 喫茶店のウエイトレス
  • 会話を楽しめる割烹料理屋

 

上記のようなサービス業ばかりでした。

 

スナックやクラブなどは自閉症スペクトラムな人には難しいと思われそうですが、これが私が経験してきた仕事の中で2番目に長い仕事でした。

 

今から考えると若かったというのもあるのかもしれませんが、全く自分の感情などをいれずに会話が出来る尚且つ相手は酔っているので真面目に話しを聞いている訳でもない

 

だからか、ウエイトレス関係は3ヶ月程度しか続かなかった事を考えるとお酒を交えない形のメイド喫茶などなら、自閉症スペクトラムにとっては無理だったのかもしれません。

空気を読む必要のない職種は向いている

例えば人との会話や接点のある職種でも、専門職や先生と呼ばれるような仕事であれば向いているはずです。

 

学者さんや医師などは相手の空気を読む事が重要なのではなくその専門的な知識を相手に伝える事が主体になるので、このような職種に発達障害が多いと言われるのは向いているという事もあるからなのでしょう。

 

私も専門職に従事していて先生と呼ばれるような仕事をしているのですが、続けてこれたのは発達障害が苦手だとされる人間関係の問題がなかったから。

 

相手の気持ちを理解する事やその場の空気を読む事が皆無という訳ではありませんが、それ以上に専門的な分野の会話をする事の方が多いからなのでしょう。

 

このように考えると、人と接する仕事全てが出来ないという訳ではないのです。

工場内作業や人と会話の無い仕事も向いている

黙々と同じ事を繰り返す工場内作業は、自閉症スペクトラムの人に向いていると言われますが本当に向いていると思います。

 

私の父が経営していた会社の工場で少しの間アルバイトをした経験があるのですが、誰とも話す事なく誰に気遣う事もなく黙々と作業を繰り返す・・・

 

普通なら飽きてしまうかもしれませんが精神的にはかなり楽な仕事でした。

 

どのような事でもルーティン化してしまえばASDにとって楽な仕事になるのですが、最初からルーティン化されている工場での作業。煩わしい人間関係もないので一番オススメされる理由は良く分かります。

 

接客業はアスペルガー症候群が苦手だと言われる仕事ですが、これがもし自分の知識を活かせられるような職種なら工場内作業と同じくらい向いた仕事だと言えるのかもしれません。

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